So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン
イヴォンヌ・リンゼイ ブログトップ

大富豪の忘れえぬ妻 [イヴォンヌ・リンゼイ]

SHALOCKMEMO1225
大富豪の忘れえぬ妻 The Wife He Couldn't Forget 2015」
イヴォンヌ・リンゼイ 佐藤奈緒子





 原題は「彼が忘れられなかった妻」
 舞台:ニュージーランドのオークランド
 ヒロイン:オリヴィア・ジャクソン/元高校の美術教師,画家/女性らしいカーブを描く目,まっすぐな鼻,ふくよかな唇,赤い髪,なめらかな肌,大きく青い瞳
 ヒーロー:ザンダー・ジャクソン/投資銀行の共同経営者,オリヴィアの夫/
 夫が事故で記憶喪失になり,離婚寸前の妻との新婚時代以来の2年間の記憶を失ってしまったことを利用して,愛を取り戻そうとする妻と夫の記憶回復までを描いたロマンスです。「外傷後健忘症」は重度の脳損傷を受けた患者が回復の過程で患う症状。思考の混乱,記憶の不保持,短期記憶障害が生じる,という医師の診断を聞いたオリヴィアに,別居していたザンダーは,愛があった頃の態度でオリヴィアに接するのでした。二人の間の子供パーカーを失い,その事故の原因を巡って夫婦間の間に気持ちのすれ違いが生じ,そのままザンダーは家を出てしまいます。ザンダーの会社の秘書がザンダーに想いを寄せ,オリヴィアとの間に確執があることもザンダーは知りません。「この耐えがたい孤独な二年の間,オリヴィアは無理にでも自分に言い聞かせてきた。努力さえすれば,恋に落ちるのと同じくらい簡単に恋を忘れられるのだと。でも愛はそんなに単純ではない。」と感じてきたオリヴィアはこの機会を利用して,今も惹かれるザンダーと新たな関係を築けたらと考え,無理にザンダーの記憶を回復させることをせずにかつて二人が共に暮らしてきた家でザンダーの面倒を見ることで愛を復活させようと決意したのでした。息子パーカーの存在もその死も隠したままで・・・。そして別棟のアトリエの隣室をザンダーの書斎に改装し,一日中一緒に過ごせるようにして愛を深め合うのでしたが,オリヴィアの作品が完成し,画廊に絵を搬入している間に,屋根裏部屋に隠していたパーカーの思い出の品をザンダーが見つけてしまい,一気にザンダーの記憶が戻ります。そしてザンダーはふたたび家を出てしまうのでした。追いかけてザンダーのフラットで話し合っているところに折悪しくザンダーの秘書レイチェルがフラットの鍵を開けて入ってきてしまい,ザンダーと秘書の関係が続いていたことを知ったオリヴィアは,一時は離婚手続きを再開しようと,届けにサインをして弁護士に連絡してしまうのでした。もう,このままでは悲恋で終わってしまうのかと思わせて,最後の大逆転を狙う作者です。
 互いに愛し合いながらも互いの行動の裏にある気持ちを確かめずにすれ違ってしまう二人の葛藤と心の動き,そして困難を乗り越えることに寄る心の成長を描きながら,愛を復活を成し遂げるまでを描いた秀作です。


タグ:ディザイア
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

嘘つきな秘書に口づけを [イヴォンヌ・リンゼイ]

SHALOCKMEMO968
嘘つきな秘書に口づけを Defiant Mistress, Ruthless Millionaire 2009」
イヴォンヌ・リンゼイ 小林ルミ子





両親に相手にされず,かつて路上生活を送る経験もしたカーリー・ローズ・リー。現在では会社の重要な秘書として活躍している。そのきっかけを作ってくれたのは恩人で,会社経営者の妻アイリーン・パーマーだった。最近会社の重要なポストにいる社員たちが次々にライバル会社に引き抜かれて行ってしまう。誰かが社内の情報をライバル会社に漏らしているらしい。アイリーンはカーリーにもおとり捜査的にライバル会社に鞍替えして情報を探って欲しいと頼む。恩人であるアイリーンの頼みであり,断ることが出来ずに,カーリーは自分にも声がかかったライバル会社の経営者と会って密かに情報を探るために鞍替え入試足したのだった。
その相手こそ「トレモント・コーポレーション」を一代で作り上げた若き富豪,ジョシュ・トレモントでした。やがて入社から2週間ほどで,カーリーはどうしようもなくジョシュに惹かれてしまっていることに気づきます。そしてジョシュもまたカーリーのことばかり考えてしまっていることに気づくのでした。まさに一目ぼれでありながら互いの関係は敵同士だったわけです。こんな皮肉な関係でありながら,苦しみながらもトレモント・コーポレーションの内部資料をアイリーンに渡さざるを得ないカーリーでした。ジョシュは実はアイリーンの夫ブルース・パーマーの婚外子であり,ブルースこそ人格者として知られる表の顔を異なり,自分と母を捨てた張本人だったのです。それを暴き,会社共々ブルースを社会的に葬ることがジョシュの願いでした。そのために18歳から綿密に計画を練って徐々に実力を付けてきたのでした。そのことを偶然知ったカーリーは悩みます。恩人と愛する人との間の板挟みです。そしてカーリーはジョシュがブルースを葬るタイミングを狙っている証拠となる手紙を焼いてしまおうという思い切った行動に出るのですが,途中でジョシュに止められてしまいます。そして内部情報を流したことに気づかれてしまい,おとりの資料を持ったままジョシュの会社を追い出されたのでした。そして数日後,その情報によりパーマー・エンタープライズが数百万ドルに及び大打撃を受け,その情報をもたらしたカーリーをアッサリとクビにしてしまうのでした。企業間のこういった表に出ない攻防は読んでいてハラハラしますが,まさにプライベートな憎しみから生まれた戦いが企業間の争いになっていること自体,余りにロマンス小説的筋立てだと思いますが,現実に起こりそうにないことが分かっているからこそフィクションとして楽しめるのかもしれません。恩人にも愛する人にも捨てられてしまったカーリー。また昔の路上生活に戻らざるを得なくなるのでしょうか。作者はこの復讐譚の解決策を人の良心に従って明らかにしていきます。憎しみからなる復讐はいずれ自分に跳ね返ってきて相手だけではなく自分をも不幸にしてしまう。それを必死に止めようとしたカーリーの行動がジョシュの心を動かすのでした。かつて苦しい生活,不幸な少女時代を送った経験を持つカーリーだからこそ,愛を信じ,例え裏切られても愛する心を失わない懐の広さを持つすばらしい女性に成長したのでしょう。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

理不尽な愛人契約 [イヴォンヌ・リンゼイ]

SHALOCKMEMO916
理不尽な愛人契約 The Pregnancy Contract 2011」
イヴォンヌ・リンゼイ 菊田千代子





お嬢様だったと思っていたパイパーは父の死によって,自分が一文無しだと知る。そして父の片腕として会社の経営ヺ引き継いでいたウェイドが財産をすっかり譲り受け,さらに父の治療のための高額の医療費も肩代わりしていたこと,さらに若い頃に自分が使った父の財産も彼から借りていたことがわかる。ウェイドがパイパーに持ちかけた提案とは,彼の子供を産むこと。
子供の頃母の死後父に捨てられ,パイパーの父レックスの会社の研修生として経営のノウハウを学び,経営に携わるとその能力を発揮して業績を2倍に増やし,レックスの病のためにミッチェル家の財産を守りすっかり買い取っていたウェイドは,かつてパイパーとの恋愛で二人の間に子供が出来ると自分の子供だけは実父のように捨てるようなことをしたくないと決意していたのですが,パイパーは家を出て子供も産まなかったのでした。その恨みを忘れず8年が過ぎたのですが,パイパーの帰宅,そして無一文になっただけでなく多額の負債も抱えていて一括返還を要求し,それが出来なければということで自分の子供を産むということで借金をチャラにするという卑怯な提案をします。どうせお嬢様のパイパーが泣きついてくるに違いないと思っての提案でした。ところがパイパーが出した結論は,いくつかの条件のもとに提案を飲むということでした。一つは会社で雇って欲しいこと。派手に遊び回る姿しか知らなかったパイパーが仕事をしたがるということは想像も出来ませんでした。さらに,いくつかの条件を付けたのですが,最も驚いたのは卒業できなかった大学に戻り経営学の学位を取ろうと考えているということでした。すぐに音を上げるだろうと思っていた会社勤めも周囲のスタッフからの信頼も好かれ,問題が発生しそうなときに間に入り問題を解決するなどその能力も発揮したのでした。ある日,出先から戻ってみるとパイパーが具合が悪く相対したとのこと。心配になったウェイドが家に向かってみると交通事故を起こしたパイパーが車に閉じ込められ,救出されたばかりのところでした。幸い大きな怪我が無く字が数日残るぐらいのところでしたが,すでにウェイドの子供を妊娠しているかもしれないパイパーの身を気遣い,家で進んで世話をするウェイドでした。そしてレックスが残した文書の中に,パイパーが自然流産の結果子供を失ったことが書かれたカルテが見つかり,ウェイドはすっかりパイパーを誤解し,ひどい扱いをしてきたことを悔やむのでした。
一度子供を失っているパイパーが妊娠した子供を無事出産できるのか不安と恐怖を抱いていたことや,交通事故の後ショック状態でフラッシュバックが起こるなど精神的に参っているところに,子供が産まれたら家を出ていけなどと暴言を吐き続けたウェイドですが,パイパーが自立したくて父の元を去ったことや,アフリカ,アジアの悲惨なところでボランティアに励んでいたことなどが次第にわかってきて,すっかり誤解していただけで無く,パイパーの成長を自分が理解していなかったことに気づいてかえってパイパーが愛おしくなるという変化が本作のカタルシス部分だと思います。お姫様扱いしかしてくれなかった父から逃れるため家を出たパイパーですが,女性としての魅力は8年前よりもさらに増しており,ウェイドが参ってしまったのも謂わば必然だということでしょう。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

裏切りのベッドルーム [イヴォンヌ・リンゼイ]

SHALOCKMEMO909
裏切りのベッドルーム Tycoon's Valentine Vendetta 2008」
イヴォンヌ・リンゼイ 秋庭葉瑠





復讐劇です。優秀な技術者であった父が解雇され,あげくに自殺ではないかと証言されたため死亡保険を受け取ることも出来なかったジャック・ドーラン。父の雇い主であったチャールズ・フォンテインは,ジャックと娘のリリーが恋仲であることを許せずに二人を別れさせるためにこんな残酷な仕打ちをしたのでした。そして自分との間に子供が出来たことを知っていながら自分を捨てて他所に行ってしまったリリーをも恨んでしまいます。それから10年。地元にリリーが帰ってきます。モデルとして有名になり,相変わらず美しいリリー。しかし病を抱え,リリーも今の仕事を続けられなくなって父を頼って帰ってきたのでした。この10年で町のほとんどの部分はジャックの所有になっていました。そしてリリーの父の会社,かつては自分の父も共同経営者の一歩手前まで来ていた会社「フォンテイン・コンピュウェア」も,あと少しで倒産させるところまでこぎ着けていたのでした。ここまでチャールズ・フォンテインを追い詰めたところで,リリーが帰った来たため,リリーを利用することでジャックの復讐の仕上げをすることが出来ると,綿密な計画の元にリリーに近づいていくジャック。一方リリーは,父によってジャックと別れさせられ,知らない人のところで監禁同然の生活を送らざるを得なかった過去からやっとモデルとして自立したところだったのですが,伝染性単核球症という病でモデルの仕事が続けられなくなり,仕方なく父の元に帰ってきたのでした。しかし,10年ぶりに帰ってきても父は相変わらず仕事のことばかりでほとんど言葉を交わすこともなく,自分との関係が改善されていないことに落胆していたのでした。そして,ジャックと再び顔を合わせ,二人の過去をジャックも忘れていないことに落胆していたのです。ところが,以外にも自分を気遣うジャックの姿に,次第に心を許していくリリー。しかしそれはジャックの復讐劇の一部でしかなかったのでした。やがて父の会社の経営不振が修復のしようもないところまで追い詰められ,父は突然脳卒中で倒れてしまいます。そして会社で経理を整理していたリリーは,この経営不振がジャックによって計画的に勧められていたことを知ります。自分との関係,そして再びジャックの子供を身ごもったことに気づいたリリーは,裏切りと絶望にうちひしがれます。直接ジャックに問い詰めるリリー。そして,ジャック自身の口からこれが復讐の計画に基づいたものであることを聞かされるのでした。二人の関係は,そして会社の従業員たちの生活は・・・。復讐に執着するジャックの心をリリーは変えられるのでしょうか。「愛」だけでこれを乗り越えることが出来るのでしょうか。
翻訳版のリリーのイメージがちょっと疲れた表情です。シルエット・ディザイア版の方がモデルとして飛び抜けて美しいリリーの印象を表しているように思うのですが・・・。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

はかないキスに涙を添えて [イヴォンヌ・リンゼイ]

SHALOCKMEMO814
はかないキスに涙を添えて A Father's Secret
(Billionaires and Babies 33) 2012」
イヴォンヌ・リンゼイ 佐倉 加奈





体外受精をテーマにした作品です。自分と夫の間の体外受精で生まれたと思っていた最愛の息子がクリニックの過誤により取り違えられており悲劇が生まれるというストーリーですが,さらにもう一捻りしてあり,最後まで目を離せない作品に仕上がっています。
ロッジを営むエリンは夫が亡くなった後,体外受精で授かった一人息子ライリーを心の支えにして細々と生活を始めたところでした。近所に住む親友が時々息子を預かってくれるため,やっとの思いでロッジを再開することが出来たばかりでした。宿泊に来たサムは,長期滞在してくれ,しかもとてもセクシーな男性。実はサムはライリーを自分の息子だと信じてDNA検査の検体を手に入れるために何気ない様子で宿泊に来たのでした。サムも妻を交通事故で失ったばかりですが,その事故の時自分が運転していたため,妻の死を自分のせいだと責め続けていたのでした。そんなとき,クリニックから生まれなかったと思っていた子供がいることが分かり,ロッジを突き止めたのでした。宿主と宿泊客として出会ったエリンとサムですが,共に配偶者を亡くして間もないという共通点があり次第に惹かれ合っていきます。エリンの元にはライリーの父親が自分の夫ではないという知らせが入ります。もし,それが事実であれば,夫の所有物だったロッジと地所を相続する権利が無くなってしまい,行き先も財産もすべて失ってしまうことになるのでした。エリンは友人の弁護士を通じてライリーと自分のDNA検査をしてもらいます。サムもまたライリーと自分のDNA検査を依頼しているのでした。そこで,驚くべき新たな事実が発見されます。惹かれ合っていた二人は決定的な決裂の時を迎えます。エリンの不幸はいつまで続くのでしょうか。
いくつかの不幸を乗り越えていくエリンとサムとライリー。三人のハッピーエンドがとても素敵な作品です。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:
イヴォンヌ・リンゼイ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は180日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。