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億万長者と秘密の愛し子 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO1414
億万長者と秘密の愛し子 The CEO's Unexpected Child
( Billionaires and Babies 68 ) 2016」
アンドレア・ローレンス 湯川杏奈





 原題は「CEOの予想外の赤ちゃん」
 ヒロイン:クレア・マリアンヌ・ローソン・ダグラス(?歳)/美術館のキュレーター,高校の成績はクラストップ/ダークブロンドの長い髪,豊かな胸,紫がかったグレーの瞳,柔らかそうな唇,さりげない美しさ,バニラとシナモンを合わせたような香り,聡明で見る人を惹きつける愛くるしい性格,一人っ子で両親にも兄弟がなく親戚づきあいもない,父は他界は母再婚/
 ヒーロー:ルカ・モレッティ(20代後半?)/イタリア料理レストラン・チェーン「モレッティ・エンタープライズ」CEO,六人兄弟妹の長男/黒髪,はしばみ色の瞳/
 10代で精巣腫瘍を発症し,抗がん剤治療のため子供ができにくい体になったヒーローはかつて恋人に騙されて妊娠騒ぎを起こされ,それ以来結婚への意思を失っています。一方,受胎しにくい妻だったヒロインのクレアは人工授精の結果妊娠しますが,病院側のミスで夫の精子ではなく別人の子を受胎してしまいます。しかも妊娠五カ月目に夫は不倫のあげくに自動車事故死。一粒種エバを唯一の家族として,親友に子育てを助けてもらいながら暮らしていましたが,半年後に病院側のミスが発覚し,エバの遺伝子上の父親ルカ・モレッティと弁護士を介して今後の育児に関して協議をすることになります。これだけ複雑な設定で始まった本作ですが,さらに終盤にはルカとクレアの間に予想外の妊娠騒ぎが起こり,そのことが二人の一時的な別れの原因になるなど予想外としてはサービス満点のストーリー展開で読者を呻らせます。イタリア人らしくルカの家族たちの大家族主義の騒ぎの中にクレアとエバがすっかり馴染んでしまい,生まれて初めての家族の中で過ごす心地よさを感じるところや,エバとルカの1カ月の育児お試し期間が,前作のヒーローギャビン・ブルックスとサビーヌ夫妻のもつ別荘地マーサズ・ビンヤート島で過ごす夢のような時間の様子など,セレブな描写が読者を心地よくさせていくというような効果をもたらすなど,取り上げどころ満載のゴージャスな作品に仕上がっています。さすが読者を飽きさせないアンドレア・ローレンスの手腕にすっかり嵌まってしまいます。
 英語版ではこのシリーズは男性と赤ちゃんだけが評しイメージを飾ることが多いのでヒロインの美しさは邦訳版の方がはっきりするのですが,クレアのイメージの,この上品でふっくらした美しさがまさに作品中のヒロインのイメージにぴったり当てはまり,ヒーローが一目で惹かれてしまったのがよくわかります。
 今日は2月14日。SHALOCKMEMO1414と偶然14づくしなのも興味深いですね。


タグ:ディザイア
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無垢な乙女の変身 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO1241
無垢な乙女の変身 One Week with the Best Man
(予期せぬウエディング・ベル 3) 2015」
アンドレア・ローレンス 八坂よしみ





 原題は「花婿付添人との一週間」
 ヒロイン:グレッチェン・マカリスター(28歳)/「フロム・ディス・モーメント」共同経営者,カリグラファー(招待状やプログラムなどの印刷物のデザイン)/身長157センチ,シミ一つない肌,ふっくらした桃色の唇,長く濃いまつげ/
 ヒーロー:ジュリアン・クーパー(本名:カーティス)(?歳)/アクション俳優/端正な顔,濃い茶色のまつげ,青緑色の瞳,栗色の髪,小麦色の肌,引き締まった体と腹筋/
 シリーズ第3作です。第2作をすっ飛ばしてしまいましたが,とりあえず今月号を先に手を取ってしまいました。写真家のブリー,シェフのアメリアと来て,本作は最も目立たない女性グレッチェンがヒロインです。最後は会社の要,ウエディングプランナーのナタリーになるのでしょう。何故か謎めいたナタリーの男性関係に,今から興味が沸きます。さて,本作ヒロインのグレッチェンの仕事であるカリグラファーというはあまり聞き慣れない単語ですが文字装飾を担当する仕事のようです。(Wiki) パソコンをいじっていて時々苦労する「フォント」の選択。このフォント(書体)をいろいろと生かして芸術作品に仕上げていく作業がカリグラフィーで,それを職業とする人をカリグラファーというのでしょう。結婚式の招待状や当日のプログラムなどは式のかなり前に準備するものでしょうから,グレッチェンの仕事は式当日よりその前が忙しいというわけで,大富豪マレーの結婚式にベストマン(花婿付添人)を務めるジュリアンの同伴者としてグレッチェンが選ばれたのは,納得できる理由です。しかし,自分の体型に全く自信がない内気なグレッチェンが,世界一ハンサムとも言える俳優のジュリアンのお相手にふさわしいとは,本人は思ってもいなかったのです。バレリーナの母をもち,姉や妹もスリムな体型を維持している3姉妹の中でグレッチェンだけは父の遺伝子を強く引き継ぐずんぐりむっくりポッチャリ体型で,昔から肩身の狭い思いをしてきたので,男性との付き合いよりもこつこつと文字を描く仕事をし続けてきたのは,愛すべき女性だということのなによりの証拠だったのです。いずれ,このグレッチェンの美人姉妹たちもヒロインとして登場してくれば良いですね。今回,ヒーローのジュリアンはベストマンとしての仕事が,俳優としての仕事の合間の時期にちょうど来たことと,病をもつ双子の弟(マスコミには明かされていないのですが)の療養所の近くだということで,式より少し早めに南部のナッシュビルにやって来ています。式の前後の1週間が二人に与えられたロマンスの時間でした。ジュリアンの交際相手が自分に金銭的な欲望を果たすためだけの,美貌だけを武器にする女性だということに気付いたジュリアンは交際を打ち切ったつもりでいるのですが,相手のブリジッド・マーティンは,自分が浮気をしていたにもかかわらず,ジュリアンとグレッチェンの姿が報道されるや,なんとかジュリアンを取り戻そうとマスコミに双子の弟ジェームズの存在をリークしてしまうのですが,逆にグレッチェンに対するジュリアンの思いを強めることになるという皮肉な展開が用意されているのです。自分の財力を少しも当てにしていない女性はジュリアンには物珍しく,そのことがグレッチェンに惹かれる大きな理由の一つだったのですが,このマスコミへのリークがグレッチェンによって為されたと勘違いしたことで,ジュリアンに逆に裏切られた想いを抱かせてしまうのでした。そんなこんなの事件がありますが,おおむね二人の関係は順調に進展していきます。このシリーズは割と短い時間の中で同時的に進行していきますが,エピローグでは次作のヒロイン,ナタリーの憂鬱が匂わされていて,かなりシリーズを意識した終わり方だなと思います。
 今月は何故か読書が進まず,2日に1作程度の読了状況ですが,期待していたGW中も仕事に明け暮れてしまったためで,少し時間が出来たら,一気に読了が進むように思います。


タグ:ディザイア
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幸せまでのカウントダウン [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO1065
幸せまでのカウントダウン Executive Pursuit 2013」
アンドレア・ローレンス 高橋美友紀





ホワイトハウスの職員,ペネロペ(ペニー)・ハートと,弁護士で大統領の末息子ケラン・ラムジーのロマンスです。ケランの母でファースト・レディのリンダ・ラムジーが若いころ反抗的で悪さをしがちだったケランがすでに大人になったにもかかわらず,何かと干渉してしまう,いわゆる子離れできない母親で,上流階級ではないペネロペと息子の関係を良く思わず,自分が二人を引き離そうとしていることに真っ向から立ち向かわれてたじろぐ・・・というストーリーです。奨学金を得ながら実力を磨き上げ,ホワイトハウスのスタッフとして活躍するペネロペが素敵です。そしてペネロペが自己実現を果たすために6年間も見守り続けてきたケランの深い愛も良いですね。本作は「2014ウエディング・ストーリー 愛は永遠に」に収録されています。電子版で単独に読むことができます。


タグ:短編
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再会は甘美な罰 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO1064
再会は甘美な罪 Snowed In with Her Ex
(予期せぬウエディング・ベル 1) 2015」
アンドレア・ローレンス 小林ルミ子





山荘に雪嵐で閉じ込められてしまった昔の恋人同士の男女が,数日間で愛を確かめ合いながらも,平地に戻ったあとにどんな風に互いの存在を認め合っていくかという心の遍歴を綴った物語です。ウエディングサービス会社を立ち上げた四人の女性のロマンスを描いたシリーズの第1作に当たります。
写真家のブリアナ(ブリー)・ハーパーは,シェフのアメリア,カリグラファー(文字装飾家)のグレッチェン,ウエディングプランナーのナタリーと4人でウエディングサービス会社「フロム・ディス・モーメント(この瞬間から)」を立ち上げ,数年経って経営もやっと軌道に乗ってきました。社のモットーは「どんなときでもプロフェッショナルに徹すること」です。定例の打ち合わせのとき,ブリーはミッシー・クラインとイアン・ローソンの結婚式の予約が入っていることを知ります。イアンとは,学生時代に親密に付き合っていたのでした。しかも式の前にとる写真を,イアンの別荘の山荘でブリーにとって欲しいというのです。何事にもプロに徹しようとブリーは山荘に向かうのですが,イアンもやっと到着できるほどの雪嵐がやってきます。結局婚約者で歌手のミッシーの車は途中で通行止めにあい,くることができません。イアンとミッシーは数日間山荘に閉じ込められることになってしまったのでした。努めて明るく,昔のことを蒸し返さないようにしようと決意するブリーでしたが,イアンの方はミッシーとの婚約は自分から望んだことではなく,ミッシーの妊娠によって仕方なくという色合いの婚約であり,ミッシーは自分の知名度を上げるためマスコミに自分から売り込んだため,イアンが断り切れずに決まってしまったという側面の方が強いものでした。初めはブリーの大人になってますます美しさを増した姿を努めてみないように使用としていたイアンでしたが,ナッシュビルの有名音楽プロデューサーであり「スピン・トラックス・レコード」会社の社長である自分のスキャンダルがもっとも社にとっては困ることであることを実感していたため,素直にブリーへの気持ちを押さえつけていたのです。ブリーにとっても9年間の空白期間を過ぎた今,イアンに対する気持ちに自信が持てずにいます。しかし雪に閉じ込められて外にも出られない二人にとって,携帯電話の電波も届かなくなり,しかたなく山僧に会ったゲームをするぐらいしか時間を潰すことがなく,次第に互いの9年間を打ち明け合うことしかすることがなくなってしまいます。会社の成功を一番の目標にし,ブリーのことに手が回らなくなったイアンに対して自分が捨てられたという気持ちを持ち続けていたブリーに対して,イアンは大学の教授から君は音楽の才能がないといわれたために,プロデューサーの道を選び,成功を求めていたことと,写真家としてのブリーの才能を自分がいることで邪魔したくないという思いでブリーから離れてしまったのでした。そして数日後,電話回線が復活して最初に入った連絡はミッシーの妊娠が嘘だったというものでした。そしてブリーは,山荘に残されていた学生時代のギターで伴奏して歌ってみたイアンに,真剣に歌手としての道を再考してみてはと勧めるのでした。山荘から戻ったブリーは,写真展を開き,そのパーティにイアンを誘います。しかしいくら待ってもイアンは現れません。会社の出がけにミッシーが突然現れ,自分との再契約を迫っていたからです。もはやミッシーに騙されたくないイアンは再契約はあり得ないとミッシーに告げるのですが,そうこうしているうちに出が遅れてしまい,パーティの客たちがほとんど帰ったころにやっと会場に到着するのでした。昔と同じで自分のことに時間を割いてくれないと思い込んだブリーはイアンにくってかかり,イアンもまた言い返し,喧嘩別れをしてしまうのでした。互いのことを無視して時間が経ち,ウエディング会社の同僚たちから新しい店での飲み会に誘われたブリーは,イアンが歌うステージを持っていることを知り,同僚たちの企みに乗せられたことを知ります。すぐに席を立とうとしたブリーですが,同僚たちに引き留められ,しぶしぶイアンの歌を聴くことになるのです。学生時代に自分のために作ってくれた歌,そして再会を記念して新たにブリーに捧げる歌を披露したイアン。それはブリーに対するプロポーズの曲でもありました。この感動場面が本作のクライマックスです。二人の関係は見事に復活するのでしょうか。歌い終わって会場を見渡したときブリーの姿が見えなくなっているのに気付いたときのイアンの落胆にはさすがに同情を感じざるを得ません。エピローグでは,次のヒロインが示されています。4部作になるこのシリーズ。期待が持てます。


タグ:ディザイア
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命じられた結婚 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO972
命じられた結婚 A Very Exclusive Engagement
禁じられた恋のゆくえ 5) 2013」
アンドレア・ローレンス 高橋美友紀





「禁じられた恋のゆくえ」シリーズの第5巻です。第1巻の「この想いは秘密」は読み始めるものの,なかなか読了できていません。そして気づかないうちに第6巻の「プリンスにせまられて(SHALOCKMEMO877)」は読了してしまっていました。今回もシリーズ第5巻というのに気づかずに,アンドレア・ローレンスの作品ということで読み始めましたが,あっという間に読み終わっていました。やはりアンドレア・ローレンスは面白いです。これで,彼女の訳本は全部読み終わりました。次の翻訳が楽しみです。
ところで先月6月は月間読了数が39冊6655頁を達成することが出来ました。もう一歩で40冊目に,つまり本作が40冊目になるところでしたが,惜しいところでした。月6000頁を越えるというのも,これまでに無かったことです。ドラマを見る時間が激減してしまい,変わりに読書時間が増えたと言うこともありますし,HQロマンス,ディザイアの配信されたものが面白かったこともありますが,リスト整理の途中でHQ文庫やHQプレゼンツ作家シリーズにも手を伸ばし始め,次々に興味が沸いてきたこともあげられます。この記録を塗り替えることがいつになるかは分かりませんが,いつかは月間40冊を目指したいと思います。SHALOCKMEMOも970を越え,まもなく1000という数字が見えてきました。早ければ今月中にも達成できるかもしれません。そうしたら,やはりこれまでのSHALOCKMEMOを振り返りちょっと整理しておく必要がありますね。まだblog化していない初期のものやリンク切れしているものもありますので,ここらでちょっとまとめて整理しておく必要があるかもしれません。平成15年8月に〔ロマンスは危険」を開設してからまる12年になりますので,サーバーも落ち着いたことですし,少し時間をかけていきたいと思います。
さて,本作ですが・・・。シリーズ第5巻で,ヒロインはANS(アメリカン・ニュース・サービスというケーブル・テレビ・ネットワーク)の慈善事業部門を担当する地域社会貢献部長フランチェスカ・オアです。このシリーズは第1巻で大統領候補者の隠し子アリエラ・ウィンスロップが登場するところから始まり,第6巻でそのアリエラのロマンスが描かれていますが,本作でもイベントプランナーとしてアリエラが登場します。フランチェスカも勿論アリエラの親友で,顧客にもなります。原題の「very exclusive」を「命じられた」としたのは蓋し名訳かなと思います。ヒーローは,つぶれかけたANSの新オーナーになった富豪リアム・クロウ。初日からリアムとフランチェスカは会社の方針に対する意見の違いから火花を散らし逢いますが,偶然エレベーターに乗り合わせたとき停電で二人で閉じ込められてしまい,2時間後には二人は互いの体をこすり合わせる状況になってしまうという偶然の所産で,互いの魅力に気づきます。さらにリアムの大叔母ベアトリスから「結婚して20億ドルの遺産と面倒くさい親戚一同を継いでくれないと,会社を別な人に売り飛ばしてしまうぞ」と脅され,リアムが仮の婚約をフランチェスカに申し出ることになります。会社の存続に関わるこの申し出をフランチェスカは断ることが出来ません。それにもましてリアムの魅力は強烈で,「仮の」とは言わず「本当の」婚約をというのが本音のフランチェスカでした。でも,リアムは結婚願望は全くなく,しかも自分がリアムを愛しているのにリアムは自分を愛してくれていないという思い込みから「仮の」を承諾するのでした。そしてその週末の婚約パーティ。さらに1週間後の金曜日の結婚式(金曜日の結婚式は不吉というイタリアの祖母の言い伝えをフランチェスカは信じています。)とめまぐるしい日程で事態がどんどん進んでいき,法的には二人は夫婦になってしまいます。結婚願望のなかったリアムでしたが,フランチェスカはこれまで付き合った女性たちとは全く違っていて,会社にいる間ですら彼女のことが頭から離れず,仕事人間だった自分が変わったことを思い知らされます。「仮の」を本物にしたいという気持ちをリアムも持ち始めていました。そして結婚式後の披露宴で会社がらみの騒ぎが起こります。それに対応していたリアムが気づくとフランチェスカはすでに会場から去っていました。家に帰るとフランチェスカは荷物をまとめていて,家を出て行きます。理由の分からないリアムは声を掛けることすら出来ませんでした。二人の関係はどうなるのでしょうか・・・。
婚約,結婚と超スピード婚になった二人ですが,日程の無理を何とかカバーできたのはアリエラと共同経営者のスカーレットの手際のいい仕事ぶりによるものです。2作目から4作目までを含め,シリーズ全体に対する興味が強くなってきました。順不同に読んでいいシリーズではありませんが,手当たり次第に・・・。と思っています。


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愛を忘れた氷の女王 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO970
愛を忘れた氷の女王 What Lies Beneath 2012」
アンドレア・ローレンス 大谷真理子





「汚れなき乙女の献身(SHALOCKMEMO969)」の関連作です。原題は「何が下に隠されているのか?」。2000年に同名の映画が公開されています(ロバート・ゼメキス監督,ハリソン・フォード,ミシェル・ファイファー主演)。飛行機事故で席を替わったために隣の席に座っていた女性と間違えられてしまったファッションデザイナーのエイドリアン・ロックハート。生き残ったのは3人だけで,しかもエイドリアンは事故の結果記憶喪失になってしまいます。亡くなったのはシンシア・デンプシーというセレブ女性で両親も,婚約候補者のウィリアム(ウィル)・テーラーもエイドリアンをすっかりシンシアと思い込んでいますし,自分の記憶を失っているエイドリアンにしてみれば,自分が誰かも分からない状態で,そう言われればそう思うしかありませんでした。しかし何となく違和感があることも確かです。唯一エイドリアンを励ましてくれるのは病院の看護師グウェン・ライトだけでした。「自分の思うようにしてみた方が記憶を取り戻せなかったときに新しい自分として生きられるよ」という言葉に,エイドリアンは新しいシンシアとして生きてみたいと思います。このグウェン・ライトが「汚れなき乙女の献身」のヒロインになります。
どうも我が儘娘でしかも婚約者を裏切るような浮気をしていたらしいシンシア。その浮気相手から電話が入ったり,しつこく連絡してきたりしますが,エイドリアンはウィルを密かに愛し始めていたのできっぱりと相手からの誘いを断ります。そして,シンシアの回復記念パーティに自分のデザインしたカクテルドレスで参加したエイドリアンとウィルは,その夜一夜を共にします。そのとき,ウィルはエイドリアンがシンシアでないことに気づきます。それはシンシアがしていたタトゥが無かったからです。そしてエイドリアンもまた翌日,ドレッサーの奥にあったエイドリアン・ロックハートのタグのついたドレスを見たとき,記憶を取り戻すのでした。そのころウィルは自分の新聞社で事故の記事を確認し,シンシアがエイドリアンであったことを知ったのでした。帰宅してエイドリアンを責めるウィル。エイドリアンもまたそのことをウィルに告げようとしていたのに,ウィルは騙されたと興奮し,エイドリアンに「出て行け」と言い放つのでした。呆然とアパートを出たエイドリアンが頼れるのはグウェンだけでした。全てを失ったしまったエイドリアンはグウェンの助けで実家のウィンスコンシンに帰って行きます。その後エイドリアンはファッションデザイナーとしてチャンスを生かし,チャリティショーでデビューし,かつての事故のことでマスコミに知られたことも味方にして注目を集めるのでした。ショーが刎ねた夜,ウィルが楽屋にやってきます。さぁウィルは再び注目を浴びたエイドリアンを非難しに来たのでしょうか。という具合に終末を迎えるのですが・・・・。
記憶喪失ものですので,中盤までヒロインはシンシアだと思わされていて,周囲から性格が悪く,浮気もしていたと非難の目で見られていますが,事故の後性格も変わったと好意的に受け止められていきます。まぁ謂わば二人のヒロインが一作の中で活躍するような感じです。そして二つの人格の中でそれに対応できなくなってしまうウィルの戸惑い,実は娘は事故で亡くなっていたと知ったときのシンシアの両親の対応など,実際にありそうな状況の中で人々の取る行動や想いがよく描かれている作品だと思います。


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汚れなき乙女の献身 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO969
汚れなき乙女の献身 More Than He Expected 2012」
アンドレア・ローレンス すなみ 翔





連作の後の方を先に読んでしまいました。まぁでも続けて読むのでいいでしょう。原題は「彼が望む以上のこと」。看護師のグウェン(グウェンドリン)・ライトは,前作でも登場しているようです。そして不動産開発業者アレクサンダー(アレックス)・スタントンとは共通の友人を通じて知り合いだったようです。グウェンの友人の家での休暇に招かれた二人ですが,その1年前に二人はちょっと辛い別れを経験していたようです。そして再会したグウェンのお腹が大きくなっていることに気づいたアレックスは,自分の子供のはずがないことに愕然とします。ところがグウェンが言ったことにさらに驚くことになります。「お腹の子供は勿論あなたの子供でないけれど,母親も私ではないの」というのです。つまりグウェンは子供を産めなくなった母親の代理母としての選択をしていたのでした。看護師のグウェンは入院していた気の毒なスーザン夫妻の代理母として,自ら買って出た妊娠状態で半年が過ぎたところだというのです。
アレックスは不幸な結婚生活を送っていた両親のようになりたくないという気持ちから結婚,家族,愛というものを信じないと決意していたのです。いくら惹かれてもアレックスとの将来がないことを知ったグウェンが別れを告げたのでした。1年経った今,二人の間の気持ちは離れていても全く変わっていないことに二人とも気づきます。そして将来のない関係であっても二人の関係を今止めることは出来ないという切実な気持ちは二人とも同じでした。週末の休暇が終わればまた二人は別れ別れになります。しかし,アレックスは離れてもグウェンのことが頭から離れることはありませんでした。あえて仕事を忙しくし,必要のない出張までしてニューヨークを離れていたアレックスですが,共通の友人から電話が入り,グウェンが入院したことを知ります。妊娠七ヶ月で異常が現れ急遽入院したのでした。心配の余りアレックスは何も考えずにニューヨークに戻ります。幸いグウェンは軽い症状だったことと病院で勤務中だったため母子ともに異常は回避されましたが,出産まで安静にすることを条件にされます。働かなければ自分の生活もままならない状況でしたが,アレックスが駆けつけ,プロポーズするのでした。「愛している」の言葉がすんなり出てきたアレックスにグウェンも安心し,退院後はアレックスのフラットで過ごすことになります。
自分のことよりも他の人の幸せを考えて自己犠牲を自然に行動にしてしまうまさしく聖女のようなグウェン。愛に対して怖れを抱いていたアレックスが愛さずにいられないグウェン。ちょっと出来すぎたグウェンですが,すてきなヒロインの登場です。


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妹は秘密の妻 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO963
妹は秘密の妻 Her Secret Husband 2014」
アンドレア・ローレンス 緒川さら





エデン家の4兄弟たちのシリーズの最終巻です。行方不明のトミーが見つかっていて,少年たちの犯した罪がどのように解決するのかという解決編でもあります。その解決を,作者はとても斬新な方法で本作の冒頭から見せてくれました。養子である4兄弟と実子である一人娘ジュリアンのロマンスで5作品になるはずだと思っていたら,なんと兄弟の一人ヒースとジュリアンがすでに18歳の時結婚していたということを明かしてしまうのです。つまり二人を1作でロマンスを仕立て上げるという一石二鳥方式をとったわけです。そして事件の解決は第11章であっさりと事実が明かされます。ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが,なんともあっさりとした筆致でこれまでの三作で隠されていたことが明かされます。もっともこれまでもほのめかしはずいぶんありましたので,ミステリ作品のように犯人が最後に示されるというものではありませんが,ケンとモリーのエデン夫婦が事実を知るのはここまで引っ張られるわけです。一つ一つの出来事がやけにあっさり行われるところは,アンドレア・ローレンスの得意とするところかもしれません。あたかもノンフィクション作品を読むような感じすらします。でもその一つ一つの事実が実に大きな意味を持っていることにも,作品の深まりというか,考えさせる作品にしている効果を持っているのかもしれません。事実とそれに関わった人たちが持つ気持ちとの間には大きな隔たりがあることがよく分かります。エピローグはまさに大団円。モリーが望んだ4人の養子たちの幸せな姿が描かれていて,暖かい余韻を残します。


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ウエイトレスの秘密 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO931
ウエイトレスの秘密 Heir to Scandal 2014」
アンドレア・ローレンス 土屋 恵





シングルマザーでウエイトレスのロザリン(ローズ)・ピアスがヒロインです。エデン家の養子の一人ザンダー・ラングストンは下院議員として2期目の選挙を控えていました。久しぶりに故郷に帰ることになったのは,例のトミーの遺体が発見され,正体がいずれ判明するだろうというブロディからの情報があったからです。そこでザンダーは初恋の相手ローズと再会します。何回かザンダーとローズの交際が再会し,かつてローズがザンダーの元を離れた理由が,一つはローズの父が刑務所に収監されていること,そして自分が議員を目指すザンダーのスキャンダルとなり足を引っ張ることになると考えたからでした。そしてザンダーと別れ,ザンダーがワシントンに去った後妊娠がわかったのでした。それから11年間離れていた二人。ローズとザンダーがデートしているとき,ジョーイが誤って手を骨折してしまうという事故に遭います。病院にローズを送っていったザンダーは,ジョーイが自分の息子であることに気づきます。ローズの兄クリスティはザンダーに憎しみの目と素っ気ない態度を取るのでした。息子の存在を知らせなかったとザンダーに責められるローズでしたが,スキャンダルを恐れ言い出せなかったと言うとザンダーもこれからを考えようという気持ちになるのでした。ザンダーからの経済的援助を断るローズでしたがジョーイが楽しみにしているキャンプに準備が出来なくていけないことを話すと手続きから必要なものの支度までザンダーが段取りを踏んでくれ,大喜びしているジョーイを見てローズも頑なな態度を和らげます。次第に離れがたくなる二人とジョーイ。キャンプ中にザンダーはローズをワシントンに連れて行き,3人で暮らさないかと持ちかけます。即答できないローズには父の存在がありました。
町で開かれるいちご祭りのクッキングコンテストに,ザンダーたちの母モリーのイチゴパイとローズのイチゴシフォンケーキが出品され,ザンダーも審査員として町に帰ります。部門賞でモリーもローズも優勝します。ザンダーはローズとジョイと3人でお祭りを楽しみ・・・。その最中に,再びトミーの件が明らかになり,ニュースに出ると,ザンダーも事件に関わっていたことを知ったローズは,ジョーイの祖父が刑務所にいるだけでなく実の父も殺人者だったのかと深読みしてザンダーに別れるように宣言するのでした。その後ザンダーはワシントンに戻ったきり連絡が途絶えてしまいます。二人とも互いに連絡しようとしているのに意地になっている部分が邪魔をしているのでした。ジョーイの参加するリトルリーグの試合,地区大会出場をかけた決勝戦があり,たまたま町を訪れたザンダーがそれを知ると大急ぎで球場に向かい,試合中にもかかわらずローズを探し出し,プロポーズをするのでした。別れた後も逢いたいと後悔していたローズもその申し出を受け入れます。そして試合はジョーイの活躍で勝利するのでした。エデン家の両親も試合を観戦しており,モリーはローズを笑顔で抱きしめ,ジョーイに向かって私がおばあちゃんよと言ってくれるのでした。このタイミングの良さは実はローズの兄の画策だったことをローズは後から知ります。
エピローグでは幸せな3人がワシントンに出発しようとしていたとき,保安官がエデン家にやってきてそして・・・,次回作で事件が解決するのでしょうか。ジョーイがキャンプ中に作ったのはローズ,ザンダーと一緒に撮った写真に「僕とママとパパ」とサインした写真立てで,こっそりザンダーの荷物の中に入れて置くという心憎い気配り,とても10歳の子供には出来ない芸当ですよね。でも父が欲しかった男の子の気持ちが表れていますね。


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情熱の忘れ形見 [アンドレア・ローレンス]

SHALOCKMEMO889
情熱の忘れ形見 His Lover's Little Secret 2014」
アンドレア・ローレンス 土屋 恵





船運送会社のCEOギャビン・ブルックスが本作のヒーローです。シングルマザー,サビーヌ・ヘイズは,息子ジャレッドを育てるため,自分の夢を犠牲にして友人のブティックの雇われ店長をしていますが,友人エイドリアンはいろいろとサビーヌの便宜を図ってくれるばかりでなく,それなりの給料もくれるので,アルバイトとしてヨガの講師をするぐらいで何とか息子と二人の生活も成り立っているのでした。保育所に息子を迎えに行き,家に帰る途中で,サビーヌは偶然ギャビンの友人クレイに出会ってしまいます。そう,ギャビンこそジャレッドの父親だったのです。不安な気持ちで帰宅したサビーヌの元を案の定ギャビンが訪ねてきます。ギャビンにはジャレッドの存在を話さないでいたのですが,一目で親子だとわかるほどギャビンとジャレッドは似ているのでした。これ以上ジャレッドの存在を隠すことは出来ず,サビーヌはこれまでの経緯と,シングルマザーとしてきちんとやってこれたのだから,父親としてジャレッドを認知するのなら自分から奪わないで欲しいと,本当の気持ちを告げます。ギャビンはDNA鑑定を求め,気が済むのならそれでいいとサビーヌも了承します。そして,3年経ってもギャビンに惹かれる気持ちを抑えることは出来なかったのです。わざとよそよそしくするサビーヌにギャビンは次々とサビーヌとジャレッドの生活に入ってきてしまいます。容易に感情を表に表さないギャビンはビジネスマンとして成功するためにはそれも必要なことかもしれない。自分に対する思いやりのある態度とギャビンの言葉との間のギャップになやむサビーヌでした。ギャビンもまたサビーヌに惹かれる思いを抑えきれずに,ジャレッドとの3人の生活を真剣に考えているのですが,サビーヌの自立の壁はなかなか崩せないでいます。しかし,ギャビンの両親の元を訪れたサビーヌとジャレッドは,数年前とはことなるギャビンの両親の態度に驚くのでした。初孫を見る両親は手放しでジャレッドを可愛がり,サビーヌにも温かい言葉を掛けるのでした。サビーヌが画家としての夢をジャレッドとの生活のために犠牲にしたようにギャビンもまた幼いときからのパイロットになる夢を持ち続けていました。経営難に陥った小さな航空会社の買収に乗り出して,成功しそうになっているギャビンの,この仕事に掛ける情熱にはサビーヌも感動し,応援したくなるのでした。しかし,この買収計画が,とんでもない事態を引き起こします。ネタバレになるのでここには書けませんが,ジャレッドが行方不明になってしまうのです。しかし,この事件がサビーヌとギャビンの関係を決定的に変化させます。まさしく雨降って地固まるの例えのとおり,ジャレッドを含めた3人の生活が二人にとってはかけがえのないものだということに気づかされます。さらに嬉しい変化も・・・。全てがハッピーエンドに終わるこの作品。ロマンス小説の醍醐味を全て詰め込んだ秀作です。


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