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炎とシャンパン [キャロル・モーティマー]

SHALOCKMEMO1448
炎とシャンパン The Flame of Desire 1981」
キャロル・モーティマー 安倍杏子




K-458
17.03/¥670/156p

B-007
94.02/¥520/182p
R-0516
87.02/¥578/156p


 原題は「欲望の炎」
 ヒロイン:ソフィー・ベドフォード(19歳)/良家の娘/長いブロンド,すみれ色の瞳/
 ヒーロー:ルーク・ヴィットリオ(38歳)/肖像画家/褐色の瞳,黒い長髪,180センチ以上の長身/
 シモン・ベドフォードの一人娘で継母ローズマリーはかなりの美貌をもち若さの点で継娘に対抗心をもつ30代後半の女性。そしてその一人娘ソフィーはまだ19歳。いわゆる何も仕事のない家事手伝いという立場です。事の発端は,ルークと知り合いであったローズマリーが夫シモンの誕生祝いに愛娘ソフィーの肖像画を依頼したことでした。今時肖像画?と思ってしまいますが,それだけ経済的に余裕のある家柄だと言うことでしょう。「無理だわパパ。絶対に私なんか描かないわ。彼が描くのは美しい女性だけなの。とても気難しくて,相当な有名人でも断られたくらいなのよ」と,言葉に出すソフィーですが,そんなソフィーの美しさを見抜いたのはルークでした。ローズマリーも継娘の美しさを知っているからこそ対抗心を燃やしているのでしょう。パパッ子のソフィーは無理に自分の考えを押しつけたりせずいつも愛情を注いでくれるシモンが大好き。謂わばファザコンなのかもしれません。そんな仲良し親娘の間になかなか割っては入れない継母ローズマリーは時々ロンドンに出かけていって昔の友達などと過ごしています。そんな友人関係の中にルークも入っていました。父がローズマリーを愛していることは十分に知っていますし,そんな父をないがしろにしてロンドンに遊びに行っている継母にソフィーはいつも不満を抱えていました。そんな時,ソフィーの親友ヘレンの家から自転車で帰宅途中,ルーク・ヴィットリオの車と接触してしまいます。幸いすりむき程度の怪我で家まで送るというルークの申し出を断り,すぐに分かるからと正体を明かしませんでした。初めからルークに良い印象を持っていなかったソフィーですが,ルークとちょっと触れあっただけで不思議な気持ちになっていきます。19歳の初心な小娘ソフィーは母親がルークと浮気をしているのではと考え,父親を守るためにも母親とルークを監視しなければという思いから肖像画を描かれることを承諾するのですが・・・。
 アトリエという密室空間で繰り広げられるルークの巧みな誘い。初心で男性とつきあったことのないソフィーにとってはとても太刀打ちできない存在なのですが,ルークの方も初めて会ったときから感じていたソフィーの髪と瞳の美しさから逃れられなくなり,なんと結婚を申し出るのでした。近所の農場の息子ニコラスに男性の気持ちを確かめようとしてみますが,やはりルークに対して自分の中に現れる情熱はニコラスには湧いてきません。二人の結婚は初めは順調でした。何度も自分を求めてくるルークにソフィーはすっかりメロメロになっていきますが,背後に継母の姿を何度か感じてしまいます。自分を独占したがるルークは他の男性との動向も会話すらも禁じるのですが,さらには父親にも嫉妬しているのでした。そのため互いの本音を隠し,些細な食い違いから二人の気持ちはすれ違っていくのです。実家に帰ったソフィーは,継母ローズマリーが父親との間に愛の結晶を得,母娘二人の仲はあっという間に改善してしまいます。ルークへの気持ちを継母に打ち明けるソフィー。ローズマリーはどんなアドバイスをするのでしょうか。
 相変わらずジェットコースターのように次々と物語が進行していき,ヒーローとヒロイン,そして周囲の人々のちょっとした仕草や言葉が登場人物の気持ちを明確に表出していく作者独特の作風が遺憾なく発揮された作品です。ちょっと時代を感じる面もありますが,イギリスならばあり得るかな?ということで許せてしまうところも多いソフィーの成長譚です。


タグ:ロマンス
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