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シークの美しき獲物 [メイシー・イエーツ]

SHALOCKMEMO1029
シークの美しき獲物 Sheikh's Desert Duty
 2014」
メイシー・イエーツ 中村美穂





「恋人?ばかばかしい。そんな時間がどこにあるの?誰がわざわざ失恋を経験したがるわけ?信頼できる男性を見つけられたら話はまた別だけれど,そんな仮定は滑稽なだけだ。」上昇志向の新人新聞記者ソフィー・パーソンズの言葉です。独立心の強い彼女。父親が誰かは明かされませんが,母親が父親を慕い続け,自分を貶めていくのを間近に目にしながら成長したソフィーは結婚を信じません。そんな彼女が唯一心を寄せることの出来る親友,イザベル・ハリントンのハリントン・ホテル・グループのチャッツフィールド家による買収計画を阻止するため,スペンサー・チャッツフィールドの弱みを握ろうと路地裏で取材をするために隠れているところに,スルハーディ国王,ザイン・アル・アフマルに出くわします。スルハーディ王家のプリンセス,レイラ・アル・アフマルがジェイムズ・チャッツフィールドの魔の手にかかり妊娠させられてしまい,ザインはジェイムズに警告しようとしていたところでした。その秘密を聞かれてしまったザインはソフィーを連れてスルハーディに戻ってきます。いろいろな関係が絡み合うこの出来事はアル・アフマル家のもう一人のプリンセス,ジャスミンがかつてダミアン・コルトレーンというザインの旧友とともに事故死し,そのスキャンダルを伏せて来たこととも関係していました。砂漠の民をまとめ,スルハーディの近代化を進めてきたザインは,妹たちのスキャンダルが公表されると反対勢力の格好のネタになってしまい,国に多大な混乱を引き起こすことを恐れていました。国政の安定化を図るため婚約者,クリスティーヌとの政略結婚を間近に控え,スキャンダルから世間の目を離そうとしていた矢先に,最大のスキャンダルを新聞記者のソフィーにかぎつけられたからザインとしてはたまりません。なんとかソフィーを説得しようとスルハーディに連れて行ったのはいいのですが,いつしかザインはソフィーに惹かれてしまいます。ソフィーもまた職を失う結果になることを分かっていながらザインに従いたいという気持ちを止めることが出来ないまま,砂漠の国にやってきたのでした。二人の関係が圧倒的に近づいたのは砂漠の民の取材のためベドウィン族の長,ジャマルの元を二人で訪れたときです。妹の死に責任を感じてきたザインはその秘密を明かすことでソフィーに特ダネを与え,替わりにレイラの秘密を伏せて欲しいと言う気持ちでいたのですが,砂漠からの帰宅途中天候の悪化で鉄砲水の危険に迫られ,仕方なく二人は狭いテントの中で一夜を過ごします。結婚しても幸せになれないと思っていたソフィーと婚約中のザインは互いに将来のない関係であることを分かりながら,愛し合うことを止められなかったのです。愛か責務か。究極の選択に迫られた二人。ソフィーはザインを守るために新聞社の編集長が手に入れたスキャンダルの証拠を消滅させようと自分の職を投げ打って編集長と取り引きをします。その時点でレイラの相手がジェイムズ・チャッツフィールドであることを明かさざるを得ませんでした。自分が裏切られたと誤解したザインはソフィーにすぐに出て行けといいますが,この言葉がかつてジャスミンを死に至らしめた言葉であることを,そして二度も同じ間違いをしたことに気付き,ソフィーを追いかけるのでした。片親で貧しい自分が努力の末に手に入れたソフィーが職を投げ打っても秘密を守ろうとしたことを編集長から聞いたザインは許しを請うためにソフィーのフラットを訪れます。
チャッツフィールドは登場しますが,これが番外編なのか新シリーズの始まりなのかはちょっとよく分かりません。とりあえずもっと他の作品が訳されてから判断したいと思います。


タグ:ロマンス
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