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素足の妖精 [シャーロット・ラム]

SHALOCKMEMO746
素足の妖精 Temptation 1979」
シャーロット・ラム 古城裕子





著名な画家リン・ハワードの娘リンデン,17歳。修道院学校を卒業し,隣人もわずかな田舎で父と一緒に二人きりで暮らし始めたが,天真爛漫で自由に,普段は外でも靴を履かずに生活するような少女だった。そこに車の事故で運び込まれたジョス。人との交渉をあまりせず,画家として仕事ばかりをしている父も,ジョスを気に入り,チェスの相手をするようになる。自由であどけないリンデンを,ジョスも気になるようになり,次第に大人の女性として扱うようになるが,リンデンの方はその事が分かっていない。隣人の息子が村で開かれるダンスパーティに誘った頃から,ジョスはリンデンにドレスを買い与え,リンデンを連れてパーティに出かける。それをよく思わない隣人の息子。ある晩,川で一糸まとわぬ姿で泳ぐリンデンを偶然見かけたジョスは,自分の思いを抑えきれなくなり,行動を共にしてしまう。二人の関係に何となく気づいた父親リン。ジョスはリンに自分が何者であるかを告げ,急にロンドンに帰っていく。実はジョスが結婚していて,急にロンドンに帰ったことを知ったリンデンは,自分が裏切られ,もてあそばれたことを知る。大学に入り,ロンドンで生活を始めるリンデン。2年生になった時,道で偶然ジョスが乗っていたのと同じ色と車種の車を見つけ,思わず駆け寄ってみるリンデン。しかし乗っていたのはリンデンと同じ学生のダニエル・ワイアットだった。やがて親しく付き合うようになる二人。クリスマス休暇でワイアット家を訪れたリンデンを迎えたのは,ジョスだった。実はダニエルはジョスの息子で,ジョスの妻でありダニエルの母だった女性は,長い闘病生活ののち1年前に亡くなったばかりだった。驚愕の再会をしたリンデンとジョス。しかも,ジョスの寝室には父親が描いたリンデンの絵が飾られているではないか。そのことを二人で話し合っているところをダニエルに気づかれてしまい,ダニエルに二人の関係を知られてしまう。しかもジョスは息子よりもリンデンを愛していて結婚して欲しいと申し出る。ジョスへの復讐を誓ったリンデンはこの申し出を受け入れ,1週間後に結婚式を挙げる。そして,リンデンの復讐が始まるのだが・・・。
自由奔放な少女に惹かれた大人のジョスとリンデンとのロマンチックな交流から一転して復讐劇に変化する物語展開。シャーロット・ラムの読者を惹きつけ,手玉にとるようなストーリー・テラーぶりが遺憾なく発揮されている傑作。このパターンはロマンス小説ではたいへん珍しく,まさに傑作という感じがする。はたしてリンデンはジョスを許すことが出来るのだろうか,二人の関係は,ダニエルはどうするのか,この興味を持続させながら,ラムは誰もが納得する結末を用意している。


タグ:ロマンス
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