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見出されたとき [ヴァイオレット・ウィンズピア]

SHALOCKMEMO687
見出されたとき Court of the Veils 1968」
ヴァイオレット・ウィンズピア 平 敦子





キンドル版でウィンズピアの「見出されたとき」を読了しました。いわゆる記憶喪失ものです。飛行機事故で奇跡的に命を取り留めた客室乗務員ロスリン・ブラントは,事故以前の記憶をなくしてしまいましたが,事故当時,婚約指輪を握ったまま発見されたため,婚約者アルマン・ジェラールの祖母マダム・ジェラールに砂漠のオアシス,ダル・アル・アムラに引き取られます。そこには,マダムの2人の孫,デュエイン・ハンター,作曲家のトリスタン,そして美貌の歌い手イサベラがやってきていました。それまでアマゾンの農園で暮らしていたという荒くれ者のデュエイン,作曲家らしく繊細で優しさの漲るトリスタン。そしてロスリンを孫のアルマンの婚約者として本当の孫のように接してくれるマダム・ジェラール,さらには,美貌に自信があるゆえに自分以外の女性に意地悪をしてしまうイサベラとの奇妙な共同生活が始まります。一向に記憶が戻らず,自分が本当にロスリンなのかさえ自信が持てない中,トリスタンに励まされ,デュエインを意識してしまい,どうしても反抗的になってしまうロスリン。やがて,マダム・ジェラールが倒れた時,往診に駆け付けたドクターから,記憶を取り戻すには事故当時と同じショックを受けなければ回復には時間がかかると言われます。砂嵐がやってこようというときイサベラとドライブに出かけたロスリンは,砂漠の中に置き去りにされてしまいます。やがて襲い掛かる砂嵐。はたしてロスリンの運命やいかに。そしてロスリンは本当にロスリンなのか。終末のどんでん返しが鮮やかな読後感のさわやかな好作です。


タグ:イマージュ
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