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天使のための契約結婚 [アマンダ・チネッリ]

SHALOCKMEMO1385
天使のための契約結婚 The Secret to Marrying Marchesi
( Secret Heirs of Billionaires 6 ) 2016」
アマンダ・チネッリ 結城玲子





 原題は「マルケージの結婚の秘密」
 ヒロイン:ニコール・デュヴァル(?歳)/元子役スター/ブラウンの髪,淡い褐色の大きな目,細く白い手,長い手足/
 ヒーロー:リーゴ・マルケージ(?歳)/服飾メーカーCEO/コバルトブルーの瞳,190センチ近い身長,短い黒髪,生粋のイタリア人,浅黒い肌/
 パパラッチから逃げ続けるニコールと娘のアンナ。ニコールはパパラッチのレンズからあんなの写真を撮らせまいと懸命に・・・。派手好きで男性から自分の魅力で金を貢がせることしか能のない母ゴールディに幼い頃からマスコミの前に立たせられてきたニコールは娘のアンナが小さい頃からパパラッチの餌食になり,物心ついた頃に傷つくことになることは避けたいと必死に隠れて生きてきました。このラニークという田舎の村の小さな庭付きの一軒家ラ・プティットに隠れ住み,やっと我が家らしくなってきたと思っていた矢先でした。もうこれ以上経済的に転進を続けることは難しくなってきていたのです。アンナの父親,マールケージグループの総裁リーゴ・マルケージとのたった一夜の関係から授かった一粒種をニコールは初めてで唯一の自分の家族として大切に育ててきたのです。結婚と離婚を繰り返し次々変わる母ドールディの夫たちを父親だと思ったことはありません。パパラッチから逃れてラ・プティットにたどり着いたとたん黒いジープから現れたのはリーゴの部下のアルベルトでした。かつて一夜の関係を持ったリーゴの部屋から自分を追い出した男。しかしこのままこの家にいても次々にパパラッチに襲われてしまい家から出ることができなくなってしまうことは明らかでした。言われるままにマルケージのフラットに引っ越します。DNA検査で自分の娘であることがはっきりしたアンナにどう接して良いのか分からないリーゴですが,パパラッチを避けるためにはニコールと結婚して一緒に暮らすしか方法がないと考えます。ちょうど業務提携を交渉中だった大会社との契約を成功させるためにも今スキャンダルをほうって置くことはできないというのも大きな理由でした。アンナの存在をマスコミにリークしたのはニコールで,それは自分から金をせしめるためだと思い込んでいるリーゴはニコールを手元に置いておくことが絶対的に必要なことだったのです。今回のマスコミの動きは実は今の夫との離婚後の自分の生活を安定させるために娘と孫を利用しようとしたニコールの母ゴールディの仕業でしたが,母と娘が全く違った考えを持っているとは考えずらいリーゴからしてみると,ゴールディの所業であろうがそれをニコールが知らないはずがなかろうというのが納得のいく考えだったのです。しかし,これは全くの誤解で,ニコールはひたすら自分が母から受けてきた精神的虐待から自分の娘を守ろうとしていたのでした。二人の婚約を発表するパーティに現れたニコールをみて,はっと目を見張るリーゴ。かつて名子役として芸能界で活躍していたニコールはその美貌は長じてますます洗練されてきたことは間違いありません。二人の婚約をマスコミに広めることでパパラッチからの執拗な追求から逃れるというのがリーゴの会社の広報部の考え方でした。そのためマスコミの取材を一社に限定し,取材者もこちらで認めた者だけにするということにしたのですが,なんとそこに現れたのは,ニコールの知り合いでした。しかも悪意を持ってニコールを取材しようとしてきた女性,つまり,現在の母親の夫の前妻の娘ダイアンだったのです。あわてて記者を追い出し,他の記者に変えるように要求したリーゴ。もうこの時点ではリーゴもニコールを信じ始めており,しかも小さなアンナを自分の娘として守りたいと本気で考えていたのです。パーティに集まったリーゴの家族,弟のヴァレリオとリーゴの両親,リーゴの前妻から家族中が裏切られたことをみんな心配していたのですが,ニコールとアンナに両親はすっかり好意を抱き,大切に思ってくれるのでした。そして招待してもいないのに現れたニコールの母ゴールディの傍若無人な振る舞いにさすがのリーゴもあきれ果て,丁重に追い返すのでした。この一件で母と娘の関係をすっかり理解したリーゴは,これまで自分がいかにニコールを信用せずに気持ちを傷つけてきたのかに思い至るのでした。しかし,前妻のひどい裏切りに愛を信じないリーゴは,ニコールの気持ちに応えることはできないと思い込んでいます。過去を乗り越えて二人の本当の愛を成就させたいニコールとの気持ちのすれ違いがこの後のストーリーを展開させていきます。イタリアのトスカーナの別荘での新婚旅行も結局ニコールのリーゴへの愛を深めはしたものの一人のパパラッチの出現でついに終わりを告げてしまいます。リーゴはいつ,前妻の裏切りを乗り越え,ニコールとの本当の愛に目覚めるのでしょうか・・・。
 初訳本となったアマンダ・チネッリの作品です。中心となる舞台がパリ,トスカーナのうつくしい風景となる作品で,悪辣なマスコミの取材攻勢,さらにはニコールの母ゴールディ・デュヴァル,リーゴの前妻リディアという敵役を配してメリハリのあるストーリーを展開していきますが,往年の名手の作品とは異なり洗練度が今一つの作品でした。


タグ:ロマンス
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