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ママがほしいの [アンドリア・エドワーズ]

SHALOCKMEMO1107
ママがほしいの The Magic of Christmas 1993」
アンドリア・エドワーズ 真木弥生





クリスマスには奇跡ではなくてもいろんな魔法が使える時期だということが分かる作品です。ちょっともの悲しく,せつなく,そして心温まる作品です。
テネシー生まれで両親が亡くなり,大勢の弟や妹を抱え,ウエイトレスをしながらシカゴで大学に通っているメリー・ロバーツは毎日のように店で食事をする男性,ピーター・マカリスターから思いがけない提案を受けます。1年前に妻が亡くなり,母親から再婚するようにせっつかれてお見合いをさせられるのにうんざりしているので,感謝祭の休日に偽りのガールフレンドとして一緒に,母と息子の住むメントンという町に一緒に行ってくれないかというものです。周囲を明るくする不思議な魅力にあふれた美しいメリーは,ピーターの母親や息子のショーンの心の中にスッと入っていきます。そしてピーターはいつしか亡妻のケリーのことよりもメリーのことを考えている自分に気付いていくのです。感謝祭に続き,クリスマスにはメントンで過ごすことになった二人。いつしかメリーもまたピーターに恋していることに気付き,自分とは境遇の違うピーターとの将来はないと,シカゴに帰ってしまいます。メリーとピーターの息子ショーンの会話が本作の中でも重要です。
ティーンエイジャーのころに妻帯者と知らずに交際し,生んだ息子を父親側に引き取られてしまい10年がたち,いつもメリーの心の中には息子ジェイソンのことが離れずにいます。密かに学校の文化祭に紛れ込み遠くからジェイソンの様子を見守るメリーの気持ちを考えるとジーンとしてしまします。ショーンもまた母を亡くしてから父とも月に数回程度しか会えず,祖母の元で暮らしていて寂しい思いをしているのですが,メリーから魔法のことを聞き,次第にメリーが新しいママになってくれないだろうかと考えていることを知ったピーターは,やはりメリーが去った後も彼女に惹かれている自分に我慢できなくなっていきます。シカゴのフラットを訪ねたピーターがルームメイトからメリーの居場所を聞きだし,パーティの最中にメリーを探し出していくときの様子が,本作のクライマックスとなります。老人ばかりの集まりで人々がピーターとメリーに掛ける言葉の数々が実に暖かく,しかも思わずにっこりしてしまう素晴らしいクリスマス譚です。


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