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血まみれの騎士 [ジャクリーン・ネイヴィン]

SHALOCKMEMO389
血まみれの騎士 The Maiden and the Warrior 1998」
ジャクリーン・ネイヴィン Jacqueline Navin 葉月 悦子





お盆休みで時間があったにもかかわらず,読了に3日もかかったのは,部屋の模様替えと書棚の本の入れ替えを行っていたため。これまで書棚の中心を占めていたミステリ関連書を後ろに追いやり,ロマンス関連書を前面に出した。まだざっと並べただけなので,これから少しずつ配置を考えていきたい。

さて,本書だが,ジャクリーン・ネイヴィンのヒストリカル・ロマンスは初読了になった。これまでもHQBで書名は見ていたものの常に後回しになっていた。
結論としては,気が強く,女性の権利の主張の強さとと気位の強さから,一歩間違えれば鼻持ちならない存在になりがちなヒロインのアレイナ。時は12世紀末のイングランドだから,結婚すれば女は夫に傅き,子供を産み育てるための存在となりがちなのだが,本人も「いいすぎたかしら」と思えるほど,しばしば夫のリュシアンに楯突き,自分のわがままを通していく。ヒーローのリュシアンも心の底に,自分の母親の不貞を眼にしたことから女性を心のそこからは信じ切れず,都合二人の間には次々と誤解が生じる。しかし互いに惹かれ会う二人の気持ちはすれ違えばすれ違うほど強まっていくのを,読者は自然と気づかされ,最後はこれでもかと言うぐらいにすれ違う二人にいつの間にか感情移入し,エピローグでは拍手喝采を送るようになる。



ヒロインのアレイナは原語綴りでは”Alayna”となるようだが,発音的にはアレーニャ或いはアラーニャでもおかしくないのだが,アレイナと訳した理由を訳者に聞いてみたいものだ。


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