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脅迫された花嫁 [ジャクリーン・バード]

SHALOCKMEMO1466
脅迫された花嫁 A Most Passionate Revenge
( Passion 8 ) 2000」
ジャクリーン・バード 漆原 麗




HQB-809
17.06/¥670/208p

HR-200
(地中海の恋人)
08.11/¥600/156p
R-1801
02.09/¥672/156p


 原題は「ある最も情熱的な復讐」
 ヒロイン:ロザリン(ローズ)・メイ(29歳)/医師/長身,長い脚,金褐色の髪,鮮やかな緑色の瞳/
 ヒーロー:ハビエル・バルデスピノ(39歳)/スペイン人銀行頭取/身長193センチ,たくましい体,ハンサムな顔立ち,漆黒の髪,焦げ茶色で興奮すると金色に輝く瞳/
 現代のムーア人の略奪婚とでも言えそうなストーリーです。夫ハビエルのツンデレぶりが炸裂することも当世風ですが,かといって激しいだけのロマンスストーリーかというとそんなことはなく,「お医者さんと看護婦さんごっこをしたい?」と最後の方の一句にあるように,コメディタッチの部分が時々顔を出し,それがちょっとおしゃれで可愛らしい雰囲気を一つの底流として忍ばせる結果になり,本作をあたたかい雰囲気に仕上げています。スペイン人の頑固で誇り高い,しかも伝統を大切にする国民性を体現するバルデスピノ一族。「193センチのたくましい体にハンサムな顔立ちに漆黒の髪。焦げ茶色の瞳」のハビエルは10年前,大学入学の資金稼ぎをしていたアルバイトでモデルをしていたロザリン(ローズ)と出会い,互いに目眩く一夜を過ごします。しかし,二人の間を裂いたのはハビエルの親友セバスチャンでした。セバスチャンはハビエルに憧れる妹カティアの気持ちをなんとか達成させたいと,ハビエルとロザリンが結ばれないように,二人の間に互いに疑心を抱かせるように嘘を重ねたのでした。結果,不幸な事故で大火傷を負ったハビエルが入院している間にカティアに看護をさせ,数ヶ月後に二人を夫婦にしてしまいます。一方傷心のロザリンはイギリスに帰って医師になるための大学生活を送りますが,妊娠に気付き,ハビエルに連絡を取ろうとしますが,間にセバスチャンが入り込み,ハビエルが婚約し,結婚間近だと,そしてハビエルが愛しているのはカティアだと嘘をつくのでした。この時電話に出たのがセバスチャンであったことも偶然であり,その偶然を生かしたセバスチャンの陰謀勝ちだったわけですが,電話の内容を聞いたロザリンはそのショックで流産してしまい,以来ハビエルには一切連絡を取ろうとしませんでした。そして見事医者になったロザリンは,医者だった両親と同じように世界中を飛び回り海外医療援助機関の医者として,3年間殆ど休暇も取らずに緊急の治療を必要としている人々に手を差し伸べてきたのでした。そんなロザリンの様子を見ていた上司が3カ月間の休暇をとるよう彼女に命じます。それを待ちかねていたのは,両親亡き後彼女の世話をしてくれた叔父夫婦の娘で従妹のアンでした。アンは恋人ジェイミーとの結婚を許してもらうためにジェイミーの一家の長であり,従兄の男性を叔父夫婦と一緒に迎えて欲しいと頼むのです。その従兄こそ,あのハビエルでした。当初10年前の19歳のころとはまったく落ち着き方も異なる医師としてのロザリンに気づかないでいる様子のハビエルにホッとしたロザリンですが,どうしても自分を捨てて流産の原因となったハビエルに冷たい態度をとってしまうのでした。叔父夫婦やアンになんとかハビエルに誠実に対応して欲しいと頼み込まれ,もう29歳になった自分がいつまでも19歳の時を引きずってはいけないと思い直し,普通の会話を心がけますが・・・。その後,ハビエルやジェイミーの祖父ドン・パブロ・オルテガ・バルデスピノが79歳で心臓が弱く病気がちで旅行ができず,婚約の挨拶にスペインに行くときに独身のアンがジェイミーと行動を共にすることはスペインではゆるされないので,お目付役としてロザリンについて行って欲しいと頼まれたとき,たとえ数日でもハビエルと行動を共にするのは気持ち的に自信がないと考えたロザリンはその要請を断ろうとするのですが,一家の財政的な部分はハビエルがすべて把握しており,自分たちの結婚のためにはハビエルの言うことには逆らえないと必死で頼み込むアンの気持ちに負けて,ロザリンは仕方なく一行について行くことになるのでした。そして,10年前のことを逆に恨んでいるハビエルにより強引にプロポーズされ,祖父がハビエルとロザリンの結婚によって少しでも息を長らえることができると説得されると医師としてその申し出を断ることができなくなり・・・。と急速にストーリーが進展していくのですが,ハビエルの亡妻カティアの存在,そして時々現れるイザベルというハビエルに甘えてくる女性の存在などに嫉妬を感じる自分の気持ちにロザリンは未だにハビエルを愛し続けていることに気づいていくのです。時に冷たく自分の思いどおりに人を動かそうとするハビエルと,時に限りなく優しくなるハビエル,そして激しく欲望をぶつけてくるハビエルと時々に違った姿を見せるハビエルに戸惑うロザリンですが,どんなハビエルにも自分は愛を感じてしまうことにロザリンは幸せを感じていくのでした。そして,ついに祖父のドン・パブロを看取ることになってしまうロザリン。その葬儀のあとのパーティで,ロザリンとハビエルとセバスチャンの秘密が明かされていくのです。
 絶世の美女でありながらそのことに気づいていないロザリンの天然さと愛情深さ,ツンデレながら絶対的なカリスマ性を持ちながら後悔を背負って10年を過ごしてきたハビエルの心の傷を中心テーマとして描き上げたジャクリーン・バードらしいイチオシ作品です。


タグ:ロマンス
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