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純潔の囚われびと [ケイト・ヒューイット]

SHALOCKMEMO1151
純潔の囚われびと Captured by the Sheikh
( Rival to the Crown of Kadar 1 ) 2014」
ケイト・ヒューイット 小泉まや





 カダール国の王位継承問題を軸にしたシリーズの第1弾です。国王アジズとの結婚のためにカダールを訪れたサリア国の女王エレナ・カラスは空港に着いたとたんに誘拐されてしまいます。情報操作によりエレナの到着は一日早く,その間隙を縫って王位を狙う現国王の異母兄カリル・アル・バキールにより,誘拐されたのでした。その狙いは身代金目的ではなく,前国王の遺言によるものでした。つまり,前国王の死後六週間以内に結婚していなければ王位を継ぐことはできないというものです。サリア国内でも女王であるエレナは枢密院議員たちからの圧力で王政そのものを否定されるかもしれず,結婚によって自分の立場を確固たるものにしなければならない事情がありました。そこで計画されたエレナとアジズの結婚でしたが,借りるに寄ってインターセプトされ,砂漠のオアシスに連れて行かれたエレナは,大切にされながらもなんとか逃げ出したいと考え,行動を起こそうとするのですが,その都度失敗し,さらに毒蛇に襲われそうになったところをカリルによって救われたり,砂嵐に襲われたりします。その都度王女としてのくじけない態度で毅然としながらも,いつしかカリルに寄りかかることが心地よいことに気付いていきます。やがて期限の日が来ますが,アジズはエレナの替わりに身代わりの女性と結婚したという情報が入ります。もう人質としての価値のなくなったエレナは,カリルに愛されたいと切実に思うようになります。エレナの方からカリルに一夜を共にしたいと持ちかけますがカリルの方もエレナに対する気持ちがこれまで女性に感じていたものとは違うことに気付き,惹かれる気持ちが強くなっていました。そして翌日,エレナとカリルは契約結婚によって互いの立場を強くしようと話し合います。カリルを伴ってサリアに帰国したエレナは枢密院議員との対決に臨み,カリルの後押しで二人の結婚を承諾してもらいます。次はエレナがカリルを助ける番。カダールへの帰国の前にパリの叔母の元を訪れたカリルは,そこで衝撃の事実に出くわします。互いの利益のために本当の気持ちを押し隠して便宜的結婚に踏み切った二人ですが政治的状況の変化によっても変わらないもの,つまり愛を手に入れるまでのロマンスです。激しさと悲しみとが交錯した場面,エピソードに思わず目頭が熱くなるオススメ作品です。カダールの王位はそのどうなるか,アジズがヒーローとなる次作が気に掛かります。


タグ:ロマンス
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